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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。
相続不動産売却の手続きの流れと税金面の注意点を解説!
2026.05.02

相続した不動産を売却する手続きは、関係者の間で財産の分け方を決め、法的な名義変更を行い、最終的に売却益を分配するという、いくつかの段階を経て進められます。 不動産という財産は、現金や預貯金とは異なり、その性質上、分割や名義変更に専門的な手続きが必要となるため、戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、相続不動産の売却を検討されている方に向けて、その一連の手続きの流れ、関連する税金、そしてスムーズに進めるためのポイントを分かりやすく解説します。
相続不動産売却の手続きとは
相続不動産売却の全体的な流れ
相続した不動産を売却するプロセスは、一般的に以下の流れで進みます。 まず、相続が発生したら、誰が相続人となるのかを確認することから始まります。 次に、相続人全員で遺産分割協議を行い、不動産を誰が相続するのか、あるいはどのように売却して代金を分配するのかを決定します。 この協議内容を書面に残し、その後、相続登記(不動産の所有権を相続人に移す手続き)を行います。 相続登記が完了したら、不動産会社に売却を依頼し、購入希望者との交渉を経て売買契約を締結します。 決済、つまり売却代金の受け取りと物件の引き渡しが完了した後、売却代金を相続人で分配します。
遺産分割協議と相続登記
遺産分割協議は、相続人が複数いる場合に、相続財産をどのように分けるかを話し合う重要なプロセスです。 この協議で不動産の分割方法(現物分割、代償分割、換価分割など)が決定され、「遺産分割協議書」として書面に残されます。 この書面は、後の相続登記に不可欠な書類となります。 相続登記は、2024年4月1日から義務化されており、相続した不動産の所有権を亡くなった方から相続人へと正式に移転させる手続きです。 相続登記が完了していないと、不動産を売却することができません。 そのため、不動産を売却する前に、必ず相続登記を済ませておく必要があります。
売却実行と現金化
相続登記が完了したら、いよいよ不動産の売却活動に入ります。 信頼できる不動産会社に相談し、物件の調査や適正な価格の査定を受け、媒介契約を締結します。 その後、購入希望者との条件交渉を経て売買契約が成立し、代金の決済と物件の引き渡しが行われます。 売却によって得られた代金は、遺産分割協議で定められた相続分に従って、相続人全員で分配されます。 このプロセスでは、不動産会社との連携や、場合によっては弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けることが、スムーズな手続きと公平な分配につながります。
相続不動産売却でかかる税金と注意点は
相続不動産売却にかかる税金の種類
相続した不動産を売却する際には、相続税とは別に、いくつかの税金が発生します。 まず、相続登記の際に「登録免許税」がかかります。 次に、不動産の売買契約書を作成する際には「印紙税」が必要です。 そして、不動産を売却して利益(譲渡所得)が出た場合には、「譲渡所得税」「住民税」、そして「復興特別所得税」が課税されます。 これらの税金は、主に所有期間などによって税率が異なります。
税負担を軽減する特例措置
相続不動産の売却においては、税負担を軽減できる特例措置がいくつか存在します。 代表的なものに、「取得費加算の特例」があります。 これは、相続税を支払った場合に、その相続税額の一部を不動産の取得費として加算できる制度です。 これにより、譲渡所得が圧縮され、結果として譲渡所得税などの負担を軽減できます。 また、「小規模宅地等の特例」は、一定の要件を満たす土地について、相続税評価額を一定割合まで減額できる制度です。 これらの特例を適用するには、一定の要件を満たす必要があり、専門家への相談が推奨されます。
売却後の確定申告
相続した不動産を売却して譲渡所得が発生した場合は、原則として、売却した翌年の2月16日から3月15日までの間に確定申告を行い、所得税を納める必要があります。 特に、前述した「取得費加算の特例」など、譲渡所得に関する特例を利用したい場合は、確定申告が必要となります。 これらの特例を適用するためには、申告書に必要事項を正確に記入し、必要書類を添付して税務署に提出する必要があります。
まとめ
相続した不動産の売却は、遺産分割協議から始まり、相続登記、そして実際の売却活動、税金の申告・納付まで、多岐にわたる手続きが必要です。 特に、2024年4月からは相続登記が義務化されており、期限内に適切に対応することが求められます。 税負担を軽減するための特例措置もありますが、その適用には専門的な知識が不可欠です。 複雑な手続きや税務処理をスムーズに進め、不利益を被らないためには、不動産会社や税理士、司法書士といった専門家への相談が非常に有効です。 山口市・防府市周辺で築浅の中古住宅を相続して売却する場合も、地域の流通状況や税務面を踏まえて準備を進めることが大切です。 この記事で解説した基本的な流れや注意点を参考に、一つずつ着実に進めていきましょう。




