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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2025.12.02

認知症がある方の不動産売買を安全に行う方法とは?

認知症を抱える方が不動産を売買する際には、法的な注意点や手続きが必要です。
これは、認知症の状態によっては契約の有効性が問われる可能性があるため、特に重要な問題となります。
今回は、認知症の方が不動産取引を行う際に必要とされる法的要件とリスク管理方法について詳しく解説します。

認知症の人の不動産売買における法的要件

代理人の設定とその権限

認知症の進行によって自己の意思を適切に表明できなくなる可能性があるため、不動産売買を行う際には信頼できる代理人の設定が必須となります。
代理人は、売買契約を含む様々な法律行為において本人の代わりに行動することが認められており、その権限は成年後見人によって設定されることが一般的です。
成年後見人は、家庭裁判所による審査を経て選任され、認知症の人の財産管理や日常の法的事務を適切に行う責任を負います。

契約能力の判断基準

認知症の人が不動産売買契約を行う際、その契約能力が法的に認められるかどうかは、医学的な診断結果に基づいて判断されます。
具体的には、認知症の程度が軽度であり、日常的な意思決定が可能であると診断された場合、契約能力があると見なされることが多いです。
しかし、中度から重度の認知症である場合、その判断能力は法的に不十分と評価され、契約は無効または取消しの可能性が高まります。

必要な医学的診断と証明

不動産売買契約を結ぶ前には、認知症の程度を正確に把握するために専門の医師による診断が必要です。
この診断結果は、契約の有効性を判断する際の重要な証拠となり、場合によっては裁判所での証明材料としても使用されます。
医師は認知機能テストを実施し、その結果を基に認知症の程度を評価し、診断書を作成します。

認知症進行時の不動産取引リスクの管理方法

取引無効のリスクとその回避方法

認知症の進行は、不動産取引における重大なリスクをもたらします。
契約が無効と判断されることで、売買が完成しないリスクがあります。
このリスクを回避するためには、契約締結前に法的アドバイスを受け、必要な書類の準備と適切な手続きが行われることが重要です。
また、第三者による評価や証人の立ち会いも有効な方法となり得ます。

適切な法的アドバイスの重要性

認知症の人が関与する不動産取引では、専門的な法的アドバイスを受けることが非常に重要です。
法律専門家は、契約の形式や内容を精査し、認知症の人の権利が守られるよう適切な手続きをアドバイスします。
このプロセスにより、取引の有効性を高め、将来的な紛争のリスクを最小限に抑えることが可能です。

家族や介護者のサポート体制の整備

家族や介護者のサポートは、認知症の人の不動産取引を円滑に行うために不可欠です。
彼らは日常的なサポートのみならず、法的な面でもサポートを提供することが求められます。
適切なサポート体制が整っていることで、認知症の人が意思決定を行う際の安心感を提供し、不動産取引の成功に大きく貢献します。

まとめ

認知症の人が不動産売買に関わる際、法的な要件とリスク管理が非常に重要です。
代理人の設定や、契約能力の正確な評価が必要となります。
また、専門的な法的アドバイスを受けたり、家族や介護者の支援を得ることが、取引を無効とするリスクを避けるためには欠かせません。
このような準備と支援が整っていれば、認知症の人が関わる不動産取引も安全かつ有効に行うことが可能です。

当社では、不動産のスペシャリストが徹底的・多角的にサポートいたします。
山口市・防府市周辺で不動産にお困りの方は、お気軽にご相談ください。