お知らせ・ブログ
Blog

Column

山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2025.06.11

抵当権とは?中古住宅購入における注意点と対策

中古住宅を購入する際、気になるのは「抵当権」の存在ではないでしょうか。
物件に抵当権が付いていると、一体何が問題なのでしょうか?
不安や疑問を感じている方も多いはずです。
安心してマイホームを購入するために、抵当権について正しく理解しておくことは非常に重要です。
そこで今回は、中古住宅購入における抵当権に関する情報を分かりやすくご紹介します。

中古住宅購入と抵当権

抵当権とは何か

抵当権とは、お金を借りた人がローンを滞納した場合に、貸した側が担保物件(ここでは不動産)を売却して返済に充てる権利のことです。
例えば、住宅ローンを借りて家を購入した場合、銀行は家を担保として、抵当権を設定します。
これは、銀行が融資のリスクを軽減するための措置です。

抵当権の発生と種類

抵当権は、主に住宅ローンなどの融資を受ける際に発生します。
抵当権には、通常の抵当権と根抵当権があります。
通常の抵当権は、特定の債権を担保するのに対し、根抵当権は一定の範囲内の複数の債権を担保することができます。
住宅購入では主に通常の抵当権が用いられます。
複数の抵当権が設定されている場合、その順位によって弁済の優先順位が決まります。

抵当権の確認方法

抵当権の有無やその状況を確認するには、不動産の登記簿謄本を確認する必要があります。
登記簿謄本には、物件に設定されている抵当権の情報(債権者、債権額、順位など)が記載されています。
不動産会社や司法書士に依頼することで、簡単に取得できます。

抵当権抹消手続き

抵当権は、住宅ローンの完済によって抹消されます。
しかし、完済後も登記上の抹消手続きがされていないケースがあります。
抹消手続きは、債権者(通常は金融機関)と所有者が手続きを行う必要があります。
手続きには、必要書類の準備や法務局への申請などが含まれます。
司法書士に依頼するとスムーズに進められます。

抵当権問題の解決策

契約書における注意点

中古住宅の売買契約書には、抵当権の抹消に関する条項が必ず含まれているべきです。
具体的には、抵当権が買主の引き渡し日までに抹消されること、抹消されない場合の契約解除条項などが明記されているか確認しましょう。
不明な点があれば、不動産会社や専門家に相談することが重要です。

購入前の調査の重要性

物件購入前に、必ず登記簿謄本で抵当権の有無を確認しましょう。
また、住宅ローンの残債額や返済状況についても、売主または不動産会社に確認する必要があります。
事前にしっかりと調査することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

専門家への相談

抵当権に関する手続きや契約内容について不安がある場合は、不動産会社、司法書士、弁護士などの専門家に相談しましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、安全に取引を進めることができます。

トラブル発生時の対処法

万が一、契約後に抵当権抹消に関するトラブルが発生した場合は、速やかに不動産会社や専門家に相談することが大切です。
契約書の内容や法律に基づいて、適切な解決策を検討する必要があります。

まとめ

中古住宅購入における抵当権は、物件の売買に大きく影響する重要な要素です。
購入前に登記簿謄本で抵当権の有無を確認し、契約書に抵当権抹消に関する条項が明確に記載されているかを確認することが不可欠です。
不安な場合は、専門家への相談を検討しましょう。
抵当権に関する知識を事前に身につけることで、スムーズで安全な取引を実現できます。
これらを確認することで、安心してマイホームを購入できるでしょう。

山口市・防府市周辺で、不動産でお困りの方はお気軽にご相談ください。