お知らせ・ブログ
Blog
Column 住むテラスからお客様へのお知らせ
山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。
家の倒壊を防ぐ地震対策とは?耐震性向上と備え
2025.04.25
地震で家が倒壊するリスク、あなたはどれくらい考えていますか?近年、日本各地で大きな地震が発生しており、家屋の倒壊による被害も深刻化しています。
住宅購入を検討している方にとって、地震への備えは重要な課題です。
今回は、地震による家屋の倒壊リスクとその原因、そして倒壊を防ぐための対策について解説します。
地震で家の倒壊のリスクと原因を徹底解説
耐震基準と建物の築年数を確認する
建物の耐震性は、建築基準法で定められた耐震基準に大きく影響されます。
1981年6月以前に建築確認された建物は旧耐震基準、それ以降は新耐震基準に準拠しています。
旧耐震基準の建物は、新耐震基準の建物と比べて地震に対する耐性において劣るとされています。
そのため、築年数を確認し、旧耐震基準の建物である場合は、地震への備えを特に強化する必要があります。
建物の築年数は、登記簿謄本などで確認できます。
地震で倒壊しやすい家の特徴とは
・老朽化:経年劣化による建物の腐食や損傷は、地震時の耐震性を著しく低下させます。
目に見えない部分の劣化にも注意が必要です。
定期的な点検が重要です。
・屋根の重さ:瓦屋根など、屋根の重量が大きいほど、地震時の揺れによる負担が増加します。
軽い屋根材への変更も検討しましょう。
・基礎の強度:基礎の強度不足は、地震による地盤の揺れを建物に伝えやすくし、倒壊リスクを高めます。
玉石基礎など、古いタイプの基礎は特に注意が必要です。
・シロアリ被害:シロアリ被害によって建物の構造材が損傷すると、耐震性が低下します。
定期的なシロアリ検査と適切な対策が必要です。
・複雑な形状:L字型やH字型など複雑な形状の建物は、地震の揺れが集中しやすく、倒壊リスクが高まります。
屋根の重さや基礎の強度をチェックする
屋根の重量は、瓦屋根、金属屋根など屋根材の種類によって大きく異なります。
瓦屋根は重量が大きいため、地震による揺れの影響を受けやすいです。
基礎の強度も重要で、玉石基礎のような古いタイプの基礎は、経年劣化により強度が低下している可能性があります。
布基礎やベタ基礎など、現在の基準を満たす基礎かどうかを確認しましょう。
専門業者による点検・診断がおすすめです。
シロアリ被害による建物の弱体化に注意する
シロアリは、建物の構造材である木材を食い荒らし、建物の強度を著しく低下させます。
被害が進行すると、地震による倒壊リスクが大幅に増加します。
定期的なシロアリ検査を行い、被害を発見した場合は速やかに駆除・補修を行うことが重要です。
老朽化による建物の劣化と対策
老朽化は、建物のあらゆる部分に影響を与え、地震への耐性を低下させます。
外壁のひび割れ、屋根のずれ、基礎の沈下など、目に見える劣化だけでなく、内部構造材の腐朽なども注意が必要です。
定期的な点検とメンテナンス、必要に応じて補修工事を行うことで、建物の寿命を延ばし、地震への備えを強化できます。
地震による家屋の倒壊を防ぐための対策と心構え
地震保険への加入と保険内容の確認
地震保険は、地震による家屋の損害を補償する保険です。
火災保険に付帯している場合が多いですが、必ず加入内容を確認しましょう。
補償内容や保険金額が不足している場合は、見直しを検討することが必要です。
定期的な建物の点検とメンテナンスの重要性
定期的な点検は、地震による倒壊リスクを軽減するために非常に重要です。
専門業者による点検で、建物の状態を把握し、必要な補修を行うことで、地震に強い状態を維持できます。
耐震診断と耐震補強工事の検討
耐震診断は、建物の耐震性を評価する検査です。
診断結果に基づき、必要であれば耐震補強工事を検討しましょう。
耐震補強工事は費用がかかりますが、地震による被害を最小限に抑えるために有効な手段です。
災害時の避難計画と家族への周知
地震発生時の避難場所、避難経路、安否確認方法などを事前に家族で話し合い、避難計画を立てておきましょう。
計画を周知徹底することで、いざという時に冷静に対処できます。
日頃からできる地震対策と備え
家具の固定、非常食や水の備蓄、防災グッズの準備など、日頃からできる地震対策をしておきましょう。
これらの対策は、地震による被害を軽減する上で有効です。
まとめ
地震による家屋の倒壊は、深刻な被害をもたらします。
今回は、地震で倒壊しやすい家の特徴や、倒壊を防ぐための対策について解説しました。
耐震基準、建物の築年数、屋根の重さ、基礎の強度、シロアリ被害、老朽化など、様々な要因が倒壊リスクに影響します。
定期的な点検、メンテナンス、地震保険への加入、避難計画の策定など、適切な対策を行うことで、地震による被害を最小限に抑えることが可能です。
住宅購入を検討する際には、これらの点を十分に考慮し、安全で安心できる住まいを選びましょう。
地震はいつ起こるか分かりません。
日頃から備えをしておくことが大切です。
山口市・防府市周辺で、不動産のお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。